製品開発の最前線におけるODMビジネスモデル
長きにわたり製造業の企業は主に、長期的に発展し続けるために、自社で製品を設計・生産し、高い技術と品質を目指すというビジネスモデルを採用してきました。しかし近年、市場の需要動向の急速な変化、サービスの多様化、製品開発サイクルの短縮化などにより、世界の多くの製品の付加価値を低下させ続けており、これまでのビジネスモデルの転換が急務となっています。
刻々と変化する市場の変化に対応するため、企業はOEM/ODM/EMSなどのビジネスモデルを柔軟に活用し、高付加価値の最新製品の開発に経営資源を集中する一方、低付加価値製品の開発・生産は他社に委託することで、継続的に優位性を維持し、将来の市場競争を勝ち抜く必要があります。さまざなまビジネスモデルの変化と合わせるために、弊社ではお客様に「ODMビジネスモデル」の提案をしてまいりました。
ODMビジネスモデルの長所
1. 業界をリード。
付加価値の高い最新製品の開発に経営資源を集中させることで、業界のリーダーとしての地位を維持し、ブランド利益を生み出します。
2. 企業収益の拡大。
成長段階にある製品について、ODMビジネスモデルを通じて短期間で生産能力を拡大し、速やかに市場を攻略、市場を獲得し、企業収益を拡大します。
3. 市場の主導権を先取。
一旦新たなビジネスチャンスを見つけても、資源に限りがあります。そこでODMビジネスモデルを通じて適時適確に新製品を販売することで、市場の主導権を先取りします。
4. 開発コストの削減。
ODMビジネスモデルを採用すると、開発費はNRE(Non-Recurring Engineering)という形で発生することになり、固定費の増加を抑えることができます。また、ODMで原材料及び部品を集中調達することで、優遇価格を引き出すことができます。